計算ミスのよくある誤解と改善のヒント
2026.04.09
- 勉強法
計算ミスのよくある誤解と改善のヒント
――計算ミスは、学習の積み重ね方に表れます。
今回は、算数・数学担当の私が、算数・数学シリーズ第2弾として、「計算ミスのよくある誤解と改善のヒント」を取り上げます。
計算ミスというと、注意不足として受け取られがちです。
もちろん、そのようなこともあります。
ただ、実際に子どもたちの手元を見ていると、計算ミスが多い生徒には、いくつか共通する傾向があります。計算のしくみが分かっていないというよりも、日々の学習習慣が影響していることも少なくありません。
① 暗算に頼る
計算ミスが多い子は、手を動かして書く前に、頭の中だけで進めてしまうことがあります。
特に小学4年生ごろになると、2けたのたし算やひき算にも慣れ、筆算を書かずに済ませようとするケースが増えてきます。
しかし、途中式を省略するほど、小さなずれに気づきにくくなります。
計算ミスを減らすためには、まず手を動かして式や計算を書くことが大切です。
② 消す癖がある
間違えた筆算や途中式を、すぐに消してしまう子もいます。
ですが、それでは「どこで」「なぜ」間違えたのかを確かめることができません。
計算が得意な子は、ただ正解しているのではなく、間違いの原因を見つけ、次に同じミスをしないようにしています。
間違えた計算も消さずに残しておくことが、改善への第一歩になります。
③ 練習量の不足
学年が上がるにつれて、計算の内容は少しずつ複雑になります。
それにもかかわらず、前の学年と同じ感覚のまま取り組んでいると、練習量が足りないまま次に進んでしまうことがあります。
たとえば、小学1年生のたし算やひき算と、小学5年生の分数計算とでは、必要な練習量は同じではありません。
定着させるためには、十分な練習量が必要です。
このように、計算ミスの背景には、暗算に頼ること、消してしまう癖、練習量の不足があります。
フラップ学習塾の小学生指導では、最大4人までの少人数指導の中で、一人ひとりの手元を見ながら、どこに原因があるのかを丁寧に確かめています。
計算ミスをただの不注意で終わらせず、その子に合ったアドバイスを行い、「次に同じミスをしないための正しい習慣」が身につくよう指導しています。
次回は、図形の問題になると急に手が止まってしまう子について、つまずきやすいポイントと大切な見方をお伝えする予定です。
算数・数学担当