フラップの学習コラム

2026年度入試 と 2027年度入試 の分析

 今回は「今年の高校入試の状況」と「来年に向けての注意点」をお伝えいたします。
本来であれば「新学年への準備」についても触れたいところですが、こちらはまた別の機会に詳しくご紹介いたします。
さて、今年の高校入試は、千葉・茨城の私立高校が1月に入試・合否発表、東京が2月、千葉県公立高校は2月17日・18日に入試、3月3日に合格発表がありました。

今年の大きな注目点は、「私立無償化により、公立離れが起こるのか?」という点でした。
昨年、大阪府では私立無償化の影響により、大幅な公立離れが起こり、話題となりました。
しかし、結論から申し上げると、千葉県では、大きな公立離れは見られませんでした。
私立高校側も、推薦基準の引き上げや、制度の見直しなど、受け入れ体制の調整を行っていましたが、結果として例年通りの落ち着いた入試動向となりました。
では、なぜ千葉県では公立離れが起きなかったのでしょうか。
一つの要因として、千葉県の公立高校には「確立されたブランド力」があることが考えられます。

・学力で選ぶならこの高校
・部活動で選ぶならこの高校
・制服や校風で選ぶならこの高校
・立地や通学の利便性で選ぶならこの高校

このように、各校が明確な特色を持っているため、「無償化」という経済的要素だけでは大きな動きにならなかったのではないかと推測されます。

次に、2026年度入試の変更点です。
千葉県公立高校入試の英語では、リスニングが1回放送となりました。当初はこれによる平均点の低下が懸念されていましたが、実際には問題自体が取り組みやすい内容だったこともあり、全体としてはやや易化傾向が見られ、平均点は上昇するのではないかという予測も出ています。
ただし、1回しか流れない以上、リスニング問題では「問題文からの予測力」がより厳しく問われる形となりました。
練習量はもちろん重要ですが、それ以上に「どのような『問い』が来る可能性があるのか」を先読みする力が必要となってきます。

 最後に、2027年度の注目ポイントです。
千葉県公立高校入試では、国語の聞き取りテストが廃止されることが決まっています。
廃止の理由は、「話し合いの場面を設定した文章問題を通じて、『話すこと・聞くこと』の力を総合的に評価するため」とされています。
ここから見えてくるのは、「文章全体を読み取り、状況を理解し、自分の考えを整理する力」がより重視される傾向にあるということです。
つまり、「読む力」→「考える力」→「伝える力」
この一連の流れを意識した準備が、今後ますます重要になっていくと考えられます。

 また新しい情報などがありましたら、どんどんコラムで紹介していきますので、よろしくお願いいたします。

季節・時事ネタ学習担当

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